給料が電子マネーになるとどうなる!?
給料が電子マネーに!?
2018年12月17日(月)に政府が電子マネーによる給与支払いを解禁する方針を認めました。
今回は、給与が電子マネーになることで生活がどう変化していくのか独自の見解をしていきます。
政府の狙いは!?
政府は何故日本では、まだ馴染みが薄い電子マネーでの給与支払いを認めたのかは、背景に外国人労働者の賃金支払いにあるようです。
政府は、外国人受け入れ拡大のための改正入管法を2018年12月8日に成立させました。
それにより、今まで以上に国内での外国人労働者が増えると予測されます。
外国人労働者が増えることで様々な問題が増えるが、その中で賃金の支払いについても問題が出てきます。
外国人労働者は、銀行口座の開設が難しいのが現状でお金の管理が難しい状況にあります。
そのため、電子マネーでの賃金支払いを行うことで外国人労働者のお金の管理をしやすくするのが狙いのようです。
また、電子マネーで外国人労働者が、お金を管理することでネット環境が必要となり常時監視できるのではないかとも考えられます。
世界的に電子マネーは普及している!?
日本では、電子マネーはPayPayの100億円還元祭りで話題なるまでは、そこまで知られていませんでした。
実際に使用している方でも電子マネーをメインで使用している方は少ないのではないでしょうか。
ましてや給料全てを電子マネーにしている人は、まずいないと思います。
しかし、世界に目を向けると電子マネーがメインになっている国というも存在します。
隣の国、中国もキャッシュレスが進む国の一つです。
今後、電子マネーが世界的にも普及していくと予測されています。
日本も世界水準に合わせてきたのかもしれません。
給料が電子マネーになるとどうなる
では、実際に外国人労働者だけでなく私たち国民の給料が電子マネーになるとどうなるのでしょう。
これには、様々な問題が出てくると考えられます。
どの電子マネーを使用するか
現在、日本国内だけでも電子マネーの種類は数多く存在します。
この数多くある電子マネーの中で給料として渡される電子マネーが、どれになるのかで問題が出てきます。
国が定めた電子マネーを準備するのか、現在普及している電子マネーを自分が選択するのか、会社が選択するのかなどの問題が出てきます。
使える店舗が限られる
電子マネーを給料として認めるのであれば、お金と同等の価値と考えられますが、現在の電子マネーは使用できる店舗が限られており現金が必要な場合が多いです。
中国などでは、反対に現金が使用できない店舗があるくらい電子マネーが普及しているようですが日本では、まだまだ現金がないと不便な場合が多いです。
セキュリティー問題
電子マネーを使用することで、常にセキュリティー問題を考えなくてはならなくなります。
現金の場合は、自分が持っていれば自己管理し、銀行に預ければ銀行が管理します。
電子マネーになると常にネット環境の中でお金を管理しないといけなくなるのでセキュリティーに関しての知識が必要となってきます。
現在、仮想通貨でもセキュリティーの問題が出てきています。
ネット環境でのお金の管理は非常にリスクが高いのではないかと考えています。
最悪、スマホを落としたら全財産がなくなるなんてことも考えられます。
ネット環境が必須
電子マネーを使用する場合に必要となるのがネット環境です。
現在、日本の100%の人がネット環境を使用しているわけではありません。
また、インターネットに関しての知識がない方も多いと思います。
特に高齢者ではネット環境に慣れていない方が多いと考えられます。
また、日本では災害が多く通信障害が起きるリスクも高いと考えられます。
災害でなくても実際に2018年12月6日にソフトバンクの通信障害が発生した時でも、かなりの混乱が出ました。
ソフトバンクの通信障害は数時間でしたが、それでもニュースなるくらい話題となりました。
もし、電子マネーが普及していたら、もっと大変なことになっていたのではないでしょうか。
電子マネーが悪いわけではない!?
ここまで、電子マネーについて問題点を上げてきましたが、電子マネー自体が悪いわけではありません。
私自身、電子マネーを使用していますし便利に活用しています。
個人が判断し使用する分に関しては問題ないと考えています。
ただ国や会社が管理して電子マネーを導入することに対しては問題があるのではないかと考えています。
現在は、外国人労働者をメインとしていますが、近い将来私たちの給料も電子マネーになるかもしれません。
世界的にみて日本での電子マネーの普及は遅れていますが、慌てて導入するのではなくしっかりと基盤を整えて導入していってほしいと思います。
今後、電子マネーが国内でも急速に普及していくと考えられます。
その時に私たちが、その変化に対応できるようにしておかないといけないのかもしれません。
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