【初心者必見】露出を理解し一眼レフ撮影をより楽しもう
露出と聞くと難しく感じますが、この記事を読んでいただければ、きっと露出について理解できると思います
今回は、露出について個人的な観点から伝えます。
初心者には聞き慣れない一眼レフでの露出って何?
露出というと初心者にとって聞きなれない言葉だと思います。
私が思う露出とは、「自分にとって綺麗な写真が撮れた」「満足がいく写真が撮れた」ときが自分にとっての「適正露出」です。(プロからみたら駄目だと思いますが・・)
その写真が偶然撮影できて、なぜこんな写真が撮れたのだろうと思うことがあります。
偶然撮影できた写真をできるだけ意図的に撮影することができたらいいと思いませんか?
そのためには、絞り(F値)・シャッター速度・ISO感度・露出補正(露出メーター)を理解することで少しでもいい写真に近づけると感じています。
絞りって何?
一眼レフの設定でいうAvモードが絞り設定モードになります。
絞りとは、レンズを通してカメラ本体(撮像素子と言われるセンサー)に入ってくる光を調整することです。
では、レンズに入ってくる光を調整すると、どのような効果がでるのでしょうか?
レンズに沢山の光が入ってくると、その分明るくなります。
また、たくさん光が入ることでピントが合っている部分以外が光の効果で、ぼやけた写真になります。
それが、「ボケ」と言われるものです。
レンズに、たくさんの光を入れるためにレンズの絞りを緩くすることを「開放」すると言います。
反対にレンズに入ってくる光を少なくすると、カメラ本体に入ってくる光が少なくなり暗くなります。
その為、くっきりとした写真になります。
この操作を「絞る」と言います。
レンズの絞りを「開放」すると明るくボケた写真になり「絞る」と暗くクッキリとした写真になります。
では、絞りをどのくらいに調節すればいいのでしょうか?
その指標となるのが「F値」です。
「F値」が低いほど明るくボケやすくなり高いほど暗くクッキリとした写真になります。
この「F値」はレンズによって変わってきます。
一般的にF値が低いほど値段が高いレンズになります。(例外もあります)
何故なら、F値の最低はレンズに左右されますが、最高はどれも基本は変わりないからです。
単焦点レンズでは、最低F値は基本1つしか記載されていませんが、ズームレンズにはF3.5ー5.6などと記載されている場合があります。
これは、広角時の最低F値とズーム時の最低F値が記載されているのです。
広角時のほうがF値が低くズーム時のほうがF値が高くなります。
ズームレンズでも最低F値が変わりないレンズもありますが高価になります。
「絞り」を調整することで、適正露出を目指す一歩となります。
しかし、絞りを開放すると明るくなり絞ると暗くなります。
そのため、絞りだけでは適正な露出は出せません。
(Avモードでは絞り以外はオートで合わせてくれます)
シャッター速度って何?
一眼レフでいうTvモードがシャッター速度調節モードになります。
シャッターとは、レンズを通して取り入れた光が撮像素子(写真ができる元)に届く前に光の量を調節して撮像素子に送る機能です。
シャッター速度を早くするとその分、光を入れる量が少なくなります。
反対にシャッター速度を遅くすると光を入れる量を増やすことができます。
シャッター速度を早くすることで、レンズから入ってきた光を早く撮像素子に送ることができるので動いている被写体もブレずに撮影することができます。
反対に、シャッター速度を遅くするとレンズから入ってきた光を遅く撮像素子に送ることになります。
そのため、動いている被写体を撮影するとブレているような写真になります。
シャッター速度を示す指標は1/100や1/1500などで表します。
100や1500などの値の部分が小さい程、シャッター速度が遅くなり、大きくなるほど速くなります。
主にシャッター速度を調整する場面は、動いている被写体をブレずに撮影したい時や、反対に川などを撮影する時に絹のように流れている写真を撮影したい時(三脚が必要)に使用します。
また、ここでは具体的な説明はしませんが、シャッター速度を自動で調整するbulbモードと言う機能があり、それを使用し星を円形状に撮影したり花火撮影と様々な撮影をする事ができます。
ISO感度とは?
絞りやシャッター速度の調節で、撮影機能を設定し適正露出で撮影しようとすると、どうしても撮影困難な場合があります。
たとえば夜など光が十分に取り込めない時です。
その時に発揮するのがISO感度です。
ISO感度とは、カメラ本体に内蔵している撮像素子センサーの感度です。
ISO感度が高ければ敏感に光を感知してくれます。
そのため、少ない光の量でも明るく撮影できるため、夜の撮影や室内での撮影に効果を発揮します。
ISO感度の指標は、ISO100やISO10000等の表記となっています。
数字が大きいほど、感度を高くすることができます。
ここまでの内容だと、凄くいい機能と思いますが欠点もあります。
それは、感度を上げすぎるとノイズが発生しやすくなることです。
ノイズとは、撮影した写真がザラついた感じになることです。
そのため、ISO感度を上げることは諸刃の剣とも言えます。
特に、ISO感度は、カメラ本体の性能に深く関わっているため、基本的には値段が高いほどISO感度が高く設定できノイズも抑えられています。
露出補正とは?
露出補正とは、カメラが決めた適正露出から意図的に露出を変更することです。
基本的には、絞り・シャッター速度・ISO感度などを設定して露出を合わせます。
すると、露出メーターが0を指している状態になります。(マニュアルモード時)
これはカメラが露出が適正であると判断している状態です。
この状態より、+にすると明るくなり-にすると暗くなります。
マニュアルモード以外では、これを事前に変更することができます。
AvモードやTvモードでは、基本的にはオート又はセミオートのため露出補正を+にすれば明るい感じの撮影ができ−にすれば暗い感じの撮影ができます。
どれくらい、+や-にズラしたらよいかは、自分で色々と設定してみると良いと思います。
ここまで読んで下さった方は、露出について何となく理解できたのではないかと思います。
露出を知ることは、カメラを知ることになります。
今回の記事で少しでも一眼レフに興味を持ってくれる人が増えるといいなと思っています。
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