発問する技術を身につけ子供の学習能力・想像力を育てよう
発問とは
発問とは普段聞きなれない言葉だと思いますが、私たちが日頃から使っている技術の一つです。
この、技術の意味を理解すれば更に効果的な発問ができるでしょう。
発問とは、他者に対して問いを投げかけることです。
問いを投げかけることで他者に自分が問いかけた内容の答えを聞き出すことです。
発問と質問の違い
質問は、普段聞きなれている言葉ですが発問とは違います。
質問とは、自分がわからないことなどを他者に聞き答えを求めるのに対して、発問とは自分が分かっていることを他者に対して答えを聞き出す行為です。
教師と生徒で例えるなら、質問は生徒がわからないことを先生に尋ねることです。
発問は、先生が生徒に対して答えを求めるために問いかけることです。
子育てに発問技術が必要
発問技術は、主に教育現場や指導をする立場の人が学んでいる技術です。
この発問技術を身につけることで、学習者の学習能力や想像力をより一層働かせることができます。
子供とは、たくさんのことを学ぶ機会が多く、学んだ知識を吸収する能力があります。
小さい頃から視野を広くもつことで大人になったときに柔軟な対応ができると考えています。
発問技術
発問技術として大きく分けて「閉ざされた発問」と「開かれた発問」があります。
閉ざされた発問
閉ざされた発問とは、答えをYESかNOで答えるような問いかけをすることです。
例を挙げると「授業中におしゃべりをしていいでしょうか?」と尋ねると答えは「良い」か「悪い」の二択になります。
このように、相手に対して答えを明確に問い正す発問技術になります。
この閉ざされた発問は、他者が自分が発問する内容に対して、どれくらい理解しているかを確認することに使えます。
先ほどの例で挙げると「悪い」と答えれば、おしゃべりをしてはいけないことを理解していると判断できます。
反対に「良い」と答えれば、おしゃべりをしてはいけないことを教えないといけません。
閉ざされた発問は他者の理解度を把握する技術とも言えます。
開かれた発問
開かれた発問とは、相手の理解をより深めるために問いかけをすることです。
閉ざされた発問で把握した理解度から次のステップに上がる技術です。
例を挙げると「授業中におしゃべりをすることは何故ダメなのでしょうか」と尋ねると相手は「授業中だから」「規則で決まっているから」「周りの勉強の妨げになるから」などと自分で考え答えるようになります。
これが、開かれた発問になります。
この開かれた発問技術は少し難しく、開きすぎた発問だとうまく答えが返ってこなかったり閉じすぎた質問だと答えが限定的になります。
そのため、自分が相手に対してどのような答えが返ってほしいかを把握し発問していく必要があります。
子供は質問が多い
子供は、学ぶことが多く質問が多いです。
この時に、質問に対して的確に答えて挙げることが大切です。
質問した内容を子供が理解し学ぶことができたら次は親の方から発問をしてみましょう。
そこで、子供は更に質問の内容に対して深く学ぶことができます。
この、質問と発問を上手く使っていくことで子供の学習能力や想像力が深まっていくでしょう。
また、言葉のキャッチボールが行え、子供との関わりが深くもてるのではないかと思います。
意識して発問してみよう
普段意識をしていなくても子育てをしていく中で発問してることが多いです。
この発問の意図を上手く理解して意識的に発問してみてはどうでしょうか。
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